Q.法人化?個人オーナーが法人を設立する理由は?

不動産所得が個人オーナーに集中して高所得となると高い所得税率が適用されてしまいます。更には不動産所得が個人オーナーの財産として毎年蓄積されることで、相続発生時の相続財産が大きくなり、高い相続税率が適用されることにつながります。その対策として会社を設立(法人化)して、個人オーナーの不動産所得を移転させ、最終的に会社から家族(役員や株主)へ分配することで節税を図るのが法人化の主な目的です。

不動産所得が約1,000万円以上(家賃収入が約2,000万円以上)が法人化を考える目安とされていますが、年齢・財産・所得・家族の状況など、個別の事情により有利不利が異なりますので確認は必要です。