本当に入居率がアップする 設備投資について考える
空室を埋めるために、オーナー様に取り組んでいただくべき方法はいくつかありますが、せっかく設備投資するのであれば、この先も物件としての価値が上がり、家賃を下げさせないリフォームをしたいものです。
とはいえ、大規模なリノベーションで回収できない程の投資をするのは良い策とは言えません。今回はお部屋の状況に合わせてどの設備をアップグレードするべきなのかを考えていきたいと思います。
上の表は、入居促進のための努力を、マトリックス化したものです。青い矢印の縦軸は「物件の価値が永続的に上がる」内容かどうかの度合いを示し、横軸は「インターネットで検索されるための度合い」を示しています。
①左上ゾーンの大規模修繕や外壁塗装などは、やらなければいけないが、インターネットでの露出には影響しないものです。
②右下ゾーンは、家賃を下げたり初期費用をサービスしたりして手っ取り早くネット露出を上げる方法ですが、永続的に物件価値があがるわけではないので、退去のたびに家賃が下がっていく悪循環に陥る危険性があります。
③右上ゾーンは、永続的に物件価値を上げながら、ネット検索もされやすくなりますので、できるだけここに該当する内容のリフォームをしていくのが望ましいと言えます。
しかし、すでに他にも取り組んでいる物件が多いと、物件が埋もれてしまうことがあります。フソーでは、更に一歩踏み込んだところにスポットを当て、「テーマに特化したリフォーム」で特徴を持たせ、他の物件には無い部分をいかに作っていくかを重視しています。
例えば、「とにかく収納にこだわる」とか、単にペット可ではなく「犬専用賃貸」「猫専用賃貸」として、それぞれ異なる飼い主のニーズに徹底的に合わせてプロデュースするなどといった取り組みをしています。
この内容については、「テーマ特化型リフォーム座談会」にて詳しくご説明致しますので是非ご参加ください。