承継されるもの

こんにちは

本日の【社長メシ】は「資産・事業承継セミナー」のご報告から始まります。

相続対策において単純に不動産や金融資産の承継だけという方々もいらっしゃるでしょうが、「会社」という資産をお持ちの方も大勢いらっしゃいます。不動産コンサルタントの領域をどこまで広げるかは自分次第ではありますが、私も経営者の端くれとして自分に降りかかることとして聴講いたしました。

講義のメインは事業承継。経営の引き継ぎと資産の引き継ぎ、そこからフローチャートで対策が講じられていきます。特に未公開の自社株の評価計算は初めてきちんと講義を受けたので新鮮な知識を得ました。

午後からはグループに分かれ、ケーススタディへの回答をプレゼンしていきます。初めて会う者同士(ほとんどが会社経営者です)で不動産業を営む者同士です。

当然、個々のスキルは異なります。コンサルマスターの資格の継続案件でもあるこのセミナーは、表向きは参加することに意義があるのですが、発言して自分のスキルの有無を確認することが大事であると感じています。

相続対策セミナーを聞いたり、自社でも開催したり、また個別にオーナー様にお伺いしても、常に思うのは「主役」が誰であるか、です。

資産を譲る被相続人?、それとも承継する相続人?相続人の中でも承継事項が多い方?

色々とでてきます。そして答えはそれぞれであると考えます。

ケーススタディでは主役は会社を承継する長男、主役を引き立たせるメインの脇役は父親。そして必ず必要な?抵抗勢力は次男と長女とそのご主人。笑

じっくり思いを聞くことで、場合によっては節税効果が薄くても分割を重視した回答が正しいこともあります。

やってはならないと感じるのは「節税の知識を並べ立て、効率だけに注視する提案を行うこと」です。一見頼もしい知識ではありますが、これはコンサルタント自身が主役の提案です。

きれいごとではありますが、我々がつくるのは「幸せな次世代」です。そうありたい。

さて、やっと社長メシ。

銀座は天龍さんの餃子と小ライス。大ぶりな餃子にはニンニクが入っておらず、昼時には近くのサラリーマンが大勢来店します。都内を離れてから回数は減りましたが、私は25年通っています。

最初は1,2階に分かれている店舗でした。当時は先払いで、もぎりのチケットを渡され席につきます。中方のバイトさんがもぎりにきます。ものの2分で餃子が到着。和からしに酢を混ぜて、ほんのちょっと醤油を垂らしてタレをつくります。25年間私の中で承継されています笑

このお店も事業承継され成功している1例です。今は新しいビルに移り、フラットな店舗になり、会計も後になりました。試行錯誤の中で承継事項と新しい試みがつくりだされています。

美味しゅうございました。!(^^)!