賃貸管理業務内容(定期巡回編)
フソーでは、月に1回、管理アパート・マンションの定期巡回を行っています。チェック項目は物件によって違いがありますが、一通りの項目を挙げると下記の通りです。
- 共用灯の点検
- 給水設備の目視点検
- ゴミ・空き缶などの放置状況
- 雑草・枝葉の状況
- 消火器目視点検
- TVアンテナ目視点検
- 外周部の簡易清掃
異常が無い場合、上記巡回チェック表を、写真を添付の上作成し、収支報告書に同封してご報告します。異常がある場合は即時対応およびオーナー様へご連絡します。
上記はあくまで点検項目ですので、本格的な清掃や除草などは、有料にて業者を手配させて頂いております。
共用灯の点検
共用灯にも様々なタイプがあります。アパートタイプで多いのはいわゆるカバー付きの電球型で、外壁や軒下に設置されています。最近は各製造メーカーともLED照明に切り替わっており、今まで使っていた照明器具が故障した場合、本体ごと交換せざるを得ない場合もあります。
蛍光管タイプの照明器具の場合は、LED化するために電気回路から安定器を除外させる「バイパス工事」が必要な場合があります。マンション共用部の廊下などに設置されている場合が多いです。年間で見るとずいぶん電気代が安くなるケースもありますので、まだ未施工のオーナー様はご一考されてはいかがでしょうか。
給水設備の目視点検
給水とは、上水の供給という意味ですが、上水には公共上水と井戸水の2種類があります。公共上水の場合、2階建てアパート程度でしたら敷地内の水道管の直圧で各部屋へ給水できますので、特に目視でチェックするポイントは多くありませんが、3階建て以上のアパート・マンションについては、いちど受水槽に水を貯めてからポンプで各部屋へ水を送ったり、屋上など高所に受水槽を設け、落下する勢いを利用して水を供給しています。また、井戸水を汲み上げている場合もポンプが設置されていますので、サビによる腐食の進行度合いや、異音がしないかなどの確認を行います。
ゴミ・空き缶などの放置状況の点検
定期巡回でいちばん作業頻度が高いのがゴミなどの掃除関係です。外階段や廊下にはすぐにゴミや砂が溜まりますので、定期巡回中可能な時間内で掃除を行います。街路樹が多い地域は枯葉が舞い込んできますし、コンビニが近所にあったりするとお菓子や弁当などの包装ビニールが飛んできたりします。ポストから飛び出したチラシが散乱していることもあります。これらを拾い、持ち帰って捨る作業をしています。
雑草・枝葉の状況チェック
敷地内の土がある部分では毎年5月頃から雑草が生え始め、梅雨明け頃に急激に成長します。土が無いコンクリートの隙間などからもしぶとく生えてきます。巡回時、少量の除草剤とジョウロを持っていますので、舗装された駐車場などでは除草剤の散布をします。草が生えている場所が広範囲に及ぶ場合は、業者による除草をおすすめしています。また、植栽の枝葉が伸びてきた場合、剪定が必要な旨をオーナー様へご報告し、業者をオーナー様に直接手配していただくか、またはフソーにて手配させて頂きます。
消火設備の目視点検
賃貸住宅は規模によって消火設備の設置が義務付けられています。定期的な点検を行い、必要に応じて器具の交換手配をさせて頂きます。小規模なアパートで一般的に多いのは消火器の期限切れによる交換、消火器の表示位置を示すプレートの設置、中規模なマンション避難はしごの表示シール、火災報知設備まわりの不具合などがありますが、管理会社スタッフの目視ではわからない部分も多く、専門業者による定期的な点検が必要となります。
TVアンテナの目視点検
TVアンテナは目視と言っても、しっかりと固定されているかどうかという程度しかわかりません。不具合があればすぐに入居者様より連絡が入る種類の設備のため、あまり発見が遅れるということはありません。テレビが映らない、というクレームがあった時にまず疑うのはブースターに繋がる漏電ブレーカーです。大雨が降った後などは一時的な漏電状態を検知してブレーカーが落ちてしまう事があります。この場合、同じ回路に共用灯が含まれていることが多いので、夜間など可能な場合は事前にヒアリングします。漏電ブレーカーの可能性が高そうな場合はすぐにフソーのスタッフが出動し現地確認、必要に応じて業者へ連絡します。また、家電製品(テレビ・レコーダー等)の故障である可能性もあるため、他の部屋のTVジャックに繋いでもらったりします。それでも映らない場合はアンテナ・ブースター・電線などの故障の可能性が高いため、早急にオーナーに連絡の上、業者を手配します。
外周部の簡易清掃
ゴミ拾いや除草作業と並行して外周部の簡易清掃を行っていきます。階段部など掃き溜めになりやすいところなどを中心に掃き掃除を行います。
定期清掃の必要性
巡回チェックとは、基本的に「チェック」がメインとなりますので、掃除や除草などを完全に行うものではありません。賃貸物件の衛生環境を良好な状態にキープするためには、どうしても業者による定期清掃が必要になります。更に、土間・階段・廊下などがある場合は高圧洗浄を含む「完全清掃」を年に2,3回実施し、樹木がある場合は剪定依頼をこちらも年に2,3回行って頂きたいです。これをやるかやらないかで、数年もすれば明らかに物件の状態に差が出てきます。
物件の衛生環境が悪くなると退去も増え、入居斡旋がし辛くなります。減ってゆく賃料の影響で更に清掃や修繕に費用がかけられなくなるというマイナスのスパイラルに飲まれると挽回するのが大変になります。
現在、もし上記の内容でお困りのオーナー様がいらっしゃれば是非フソーへご相談ください。
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