幸次は、アパート経営をしたくないので案3は嫌だと、洋子からは、案4は母親を私がずうっと面倒を看ろという事なのとメールしてきた。

やはり、2人とも母親の認知の問題の重要性は、理解出来てないと思った。
相続というより、このままの状態で、母親が認知症になって契約等の処理が出来なくなる事の方が大問題だと共通認識を持つことが重要だと強く感じた。

洋子と幸次には、もう一度家族会議を開いて、不動産会社の社長さんの説明を聞こうと返答した。

不動産の運用や売買での認知の問題は、この問題に見識のある不動産会社の社長さんから説明をしてもらった方が、危険性や重要性が良く理解できると感じた。

それに、母親も自身の認知の問題に関しては、身内より他人に指摘された方が聞く耳を持つだろうと思った。